標高2360m。自動車車両が通行できる日本最高所の車道峠である。
大弛峠に通じる林道は例年12月頭ごろから5月末ごろまで冬季閉鎖となる。
大弛峠から「金峰山」に向かうルートと「国師ヶ岳」に向かうルートに分かれます。
古くから甲州御岳山といわれ、修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)によって奈良県吉野の金峰山から蔵王権現を勧請したことに始まるとされています。
山頂部は開けていて360度が見渡せる絶景ビュー。山頂にそびえる金峰山のシンボル「五丈岩」が象徴される。
大弛峠から歩いて15分余り、秩父多摩甲斐国立公園の一角には、周りを深い原生林に覆われながら、花崗岩とシャクナゲ・シラベなどの低木が絶妙な調和を見せます。大自然が織りなす造形美と眼下に広がる大パノラマは多くの人を魅了しています。
鎌倉時代の高僧・夢窓国師の修行場「国師ヶ岳」奥秩父でも人気の山の一つです。以前は奥深い山として上級者の登る山でしたが、林道・登山道の整備が進み大弛峠まで容易に車で入れるようになったことから、山頂まで約1時間という初心者でも楽しく登れる山となりました。
奥秩父の中で一番標高の高い山が北奥千丈岳です。大弛峠から国師ケ岳へ向かう途中の“三繋平”という分かれ道を北奥千丈岳方向へ。10分程度で到着する山頂は、抜群の眺望を誇ります。国師ケ岳に登る際にはご一緒にいかがでしょうか。